カタカナ表記による中国語音節表 EditToHeaderToFooter

カタカナ iunng
 eaeaeaeaea
  eaeiaieuauenanengang
    オーアーエイアイオウアオエムアムオンアン
 wwウーウォーワーウェイワイ  ウェムワムウォンワン
 yyイーイェーヤー  ユウヤオイムイェムインヤン
 ywywイゥーイゥェー     イゥムイゥェムイゥォン 
 rrイㇼーイㇾー   イㇿウイㇻオイㇾムイㇾムイㇼンイㇻン
 rwrwイㇽーイㇿー イㇽェイ   イㇽムイㇽェムイㇽン 
b b(w)ブーボーバーベイバイ バオベムバムボンバン
p p(w)プーポーパ−ペイパイポウパオペムパムポンパン
m m(w)ムーモーマーメイマイモウマオメムマムモンマン
f f(w)フーフォーファーフェイ   フェムファムフォンファン
bybyビービェー    ビャオビムビェムビン 
pypyピーピェー    ピャオピムピェムピン 
mymyミーミェー   ミュウミャオミムミェムミン 
g g ゴーガーゲイガイゴウガオゲムガムゲンガン
k k コーカーケイカイコウカオケムカムケンカン
h h ホーハーヘイハイホウハオヘムハムヘンハン
gwgwグーグォーグァーグェイグァイ  グムグァムゴングァン
kwkwクークォークァークェイクァイ  クムクァムコンクァン
hwhwホゥーホゥォーホゥァーホゥェイホゥァイ  ホゥムホゥァムホンホゥァン
d d ドーダーデイダイドウダオデムダムデンダン
t t トーター タイトウタオ タムテンタン
n n ノーナーネイナイノウナオネムナムネンナン
l l ローラーレイライロウラオ ラムレンラン
dwdwドゥードゥォー ドゥェィ   ドゥムドゥァムドン 
twtwトゥートゥォー トゥェイ   トゥムトゥァムトン 
nwnwヌーヌォー     ヌムヌァムノン 
lwlwルールォー     ルムルァムロン 
dydyディーディェーテャー  デュウデャオ ディェムディン 
tytyティーティェー    テャオ ティェムティン 
nynyニーニェー   ニュウニャオニムニェムニンニャン
lylyリーリェーリャー  リュウリャオリムリェムリンリャン
nywnywニゥーニゥェー         
lywlywリゥーリゥェー         
z zズーゾーザーゼイザイゾウザオゼムザムゾンザン
c cツーツォーツァー ツァイツォウツァオツェムツァムツォンツァン
s sスーソースー サイソウサオセムサムソンサン
zwzwズゥ−ズゥォー ズゥェイ   ズゥムズゥァムズォン 
cwcwツゥーツゥォー ツゥェイ   ツゥムツゥァムツォン 
swswスゥースゥォー スゥェイ   スゥムスゥァムスォン 
zyzyジージェージャー  ジュウジャオジムジェムジンジャン
cycyチーチェーチャー  チュウチャオツムツェムチンチャン
sysyシーシェーシャー  シュウシャオスムスェムシンシャン
zywzywジゥージゥェー     ジゥムジゥェムジゥォン 
cywcywチゥーチゥェー     チゥムチゥェムチゥォン 
sywsywシゥーシゥェー     シゥムシゥェムシゥォン 
zrzrズㇼーズㇾーズㇻーズㇾイズㇻイズㇿウズㇻオジㇾムズㇻムズㇾンズㇻン
crcrツㇼーツㇾーツㇻー ツㇻイツㇿウツㇻオツㇾムツㇻムツㇾンツㇻン
srsrスㇼースㇾースㇻースㇾイスㇻイスㇿウスㇻオスㇾムスㇻムスㇾンスㇻン
zrwzrwズㇽーズㇿーズㇽァーズㇽェイズㇽァイ  ジㇽムズㇽァムズㇿンズㇽァン
crwcrwツㇽーツㇿーツㇽァーツㇽェイツㇽァイ  ツㇽムツㇽァムツㇿンツㇽァン
srwsrwスㇽースㇿースㇽァースㇽェイスㇽァイ  スㇽムスㇽァム スㇽァン

音素対応 EditToHeaderToFooter

起母 EditToHeaderToFooter

口唇口破bバ ビ ブ ベ ボ  
気破pパ ピ プ ペ ポ  
鼻破mマ ミ ム メ モ  
無破fファフィフ フェフォ 
舌尖口破dダ ディドゥデ ド  
気破tト ティトゥテ ト  
鼻破nナ ニ ヌ ネ ノ  
無破lラ リ ル レ ロ  
舌根口破gガ ギ グ ゲ ゴ  
気破kカ キ ク ケ コ  
無破hハ ヒ ホゥヘ ホ  
舌端口破zザ ジ ズゥゼ ゾ ズ 
気破cツァチ ツゥツェツォツ 
無破sサ シ スゥセ ソ ス 

口破・気破の対立は濁音・清音の対立で対応させる。
厳密には清音が口破と気破の中間の口破寄りではあるが、対立でマッピングした方が誤解が少ない。
口唇音の気破は清音でもハ行ではなく、パ行で対応するのは日本語の都合。
鼻破は鼻音で対応。

無破は清音で対応。
口唇無破は近いファ行で対応。
舌根無破は近いハ行対応だが、フが口唇無破に当てるためホゥで補填する。
舌尖無破は近いラ行で対応。

舌端音は、口破と気破が破擦音の対立のため、
杓子定規に当てるなら口破がヅァ行、気破がツァ行、無破がサ行になる。
日本語ではザ行が破擦化しているため、口破に対応させる。

舌端音は無母音で音節があり、近いズツスで対応させる。
ズツスで開いた穴はズゥツゥスゥで補填する。
舌尖音に対応するタ行とダ行のチヂツヅが舌端音になっているため、
舌尖音で開いた穴はティトゥディドゥで補填する。

承母 EditToHeaderToFooter

低舌平唇 〜 〜
円唇w〜ゥ〜
高舌平唇y〜ィ〜
円唇yw〜ィゥ〜
巻舌平唇r〜ㇼ〜
円唇rw〜ㇽ〜

低舌平唇は母音次第でア段・エ段・オ段音で対応する。

円唇はウ段音で対応。
零起母の場合は外来語に準じてワウィウウェウォを使う。
高舌はイ段音で対応。
零起母の場合は外来語に準じてヤイユイェヨを使う。

高舌円唇は高舌のイ段音に準じてゥを加えて対応する。
ヤ行のユは yew に対応する別音であるために不使用。

巻舌音は、ㇻㇼㇽㇾㇿで対応する。
平唇と円唇の使い分けは、低舌音のァィゥェォに準ずる。

日本語に無い音のため、ァィゥェォに読み替えて通じるようにしている*1*2
表記もァィゥェォの方による表記を正とし、ㇻㇼㇽㇾㇿを許容する厳密表記とする。
零起母の場合は零起母の高舌音になり、
舌端音 zcs の場合は、単純に r が脱落する。

カタカナ iunng
 eaeaeaeaea
  eaeiaieuauenanengang
    オーアーエイアイオウアオエムアムオンアン
 wwウーウォーワーウェイワイ  ウムワムウォンワン
 yyイーイェーヤー  ユウヤオイムイェムインヤン
 ywywイゥーイゥェー     イゥムイゥェムイゥォン 
 rrイィーイェー   イォウイァオイェムイェムイィンイァン
 rwrwイゥーイォー イゥェイ   イゥムイゥェムイォン 
zrzrズィーズェーズァーズェイズァイズォウズァオジェムズァムズェンズァン
crcrツィーツェーツァー ツァイツォウツァオツェムツァムツェンツァン
srsrスィースェースァースェイスァイスォウスァオスェムスァムスェンスァン
zrwzrwズゥーズォーズゥァーズゥェイズゥァイ  ジォムズゥァムズォンズゥァン
crwcrwツゥーツォーツゥァーツゥェイツゥァイ  ツォムツゥァムツォンツゥァン
srwsrwスゥースォースゥァースゥェイスゥァイ  スォムスゥァム スゥァン
*1 ネイティブでも舌を巻けない人は、r を y に読み替えて発音する。
*2 東北方言ではこの種の巻舌と低舌の混同が特に顕著。

転母 EditToHeaderToFooter

不転 〜 〜  
小転e〜ォ〜〜ェ〜〜 〜
大転a〜ァ〜〜ァ〜〜ェ〜

転母は前後の承母と結母の影響を大きく受けるため、
特定のカナを当てられない。

不転は零転母で、承母の時に発生するためイ段音とウ段音になる。
中国語では例外的に起母のみの音節を作る zcs があるが、
カナの都合でこれらは偶然ウ段音になるため例外でなくなる。

小転はエ段音とオ段音になる。承母かつ鼻音の時は不転扱いとなる。
これは結母がある場合、不転と小転の対立が無い特徴に基づく*3

大転はア段音になる。ただ、高舌の鼻音のみエ段音になる。
これは中国語の音韻変化で a が高舌化してエに近い音になるため。

*3 ピンインでもiou→iu、ien→in と簡略化するのもこの特徴のため。

結母 EditToHeaderToFooter

開放 〜ー
口音前方i〜イ
 後方u〜ウ
鼻音前方n〜ム
 後方ng〜ン

結母は、後述する声調の影響で1拍子を取るように対応させる。
零結母の解放でも長音を割り当てる。

口音のイとウは現代仮名遣いの漢語表記に従い長音表記せず、イ・ウで表記する。
転母をイ段・エ段・ウ段・オ段の音に変化させるため、発音は長音を許容する。

鼻音のムとンは、日本語の対立に無い n と ng を区別するために導入。
ンを ŋ に譲り、前方でかつ母音が目立たないムで n に対応させる。
発音では、n を日本語のムで発音する限り、ng への混同は避けられる。

対し、ンは日本語では n と ŋ の異音関係にあるため、区別が難しい*4*5
wen と weŋ を ゥン と ォン に転母を変えて対応させているのは、少しでも区別しやすくするため。

*4 後方で発音することを意識するため、「ン゛」ともできるが、現行の仮名遣いから大きく逸脱するため、提案に留める。
*5 英語など外来語で「ング」に対応させる手法も考えられるが、グが強く、拍子数が崩れて別音節と認識されるため、不採用。

声調 EditToHeaderToFooter

1陰平高'高'
2陽平低,高'
3上声低,低,
4去声高'低,
5軽声中(ッ)

声調は、日本語では表記しないため、不表記を正とする。
ただ、通じる易くするため、日本語の高低による対応付けを行い、
「'」と「,」による高低表記を厳密表記として許容する。

低高と高低が常に発音できるように、全ての音節を2拍子に統一している。
これは漢詩を読む際もリズミカルで抑揚良く音読しやすくなる。

軽声は例外的に高低も何も付けずに1拍子とするか、促音を付ける。
これは通常の2拍子割り当てることで強く発音されるのを防ぐため。

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