癌 のバックアップ(No.3) |
経緯「癌」が「岩」に通じ中国官話でyan²と読むべきものの、 事実:yan² から ai² に変更されている直接資料は個人図書館 www.360doc.com のユーザ「三姑書斎」の 2015/09/08 の記事 本記事は『現代漢語詞典』という中国で有名な定番辞書の編集に纏わる裏事情の紹介である。 原文引用:
超意訳:
要は、辞書的に同じく病気を表す「癌」も「炎」同じ読み「イェン」になっているが*2、 日本語で言うと、「市立」も「私立」も辞書的には「シリツ」と読むが、 この記事はそれなりのプロセスを経て出されていて、 虚構:和製漢字説「癌」という字の歴史を調べると、定番字書である 台湾教育部の『異体字字典』*5で調べても出典が乏しく、 このパターンは国字、すなわち日本で作られる和製漢字の場合が多い。 福井県立図書館のレファレンス記録には、丁度「癌」についての調査結果が出ている。
福井県図の調べでも詳細に否定しているが、同じ趣旨の記事を数本挙げておく。
*3
最古の部首別漢字字典。
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%AC%E6%96%87%E8%A7%A3%E5%AD%97 が詳しい。 *4 説文解字以降の歴代辞書を集結した清の大字典。 wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%B7%E7%86%99%E5%AD%97%E5%85%B8 が詳しい。 *5 異体字まで豊富に収録しているオンライン字典。 https://dict.variants.moe.edu.tw/variants/rbt/home.do *6 異体字字典【癌】https://dict.variants.moe.edu.tw/variants/rbt/word_attribute.rbt?quote_code=QTAyNzA3 *7 後述する漢字文化資料館の記事の一番下を参照。 https://kanjibunka.com/yomimono/igaku_kanji/yomimono-7389/ 理論:疑母の消滅と音韻変化の流れ |